「優真怒ってる?」
「あぁ、とってもな。」
「日和のこと嫌いになった?見損なった?」
なれるわけねぇよ。
でも、今はそれを素直に言えなかった。
「かもな。」
「それでも日和は優真のこと好きだよ。
最後まで帰らないから今日は。」
「ほんとになにしたいの?
そろそろ爆発しそう。」
沈黙が流れるなか、内勤がきた。
何故か胸がたかなった。
「優真さん、ご指名入りました。
あと、同じ卓の方からオールコールです。 」
入店と同時にオールコール。
誰か聞かなくてもすぐそれが誰かわかった。
となりに日和がいるのにも関わらず、
この深刻な雰囲気にも関わらず、
俺は待ちきれなく聞いた。
「もしかしてさ、綾音?」
「そうです。」
感情が湧いてきた。
