「ねぇ、未月!…いいよ毎日一緒に帰ってくれなくて」
相変わらず未月はあたしと一緒に帰ってくれている。
「…朱莉、どっか寄ったりしたいとこねーの?」
「もー!あたしの話聞いてる?」
あたしの質問に未月は答えなかった。
「しようぜ、制服デート」
代わりに振り返って未月はそう言った。
あたしの胸がトクンと音を立てる。
「ほら、早く」
未月はあたしに手を差し出した。
あたしは、未月の手をぎゅっと握った。
「で、どこ行くの?」
「アイス食べたい‼︎」
「…はいはい」
ウキウキするあたしに、未月は呆れながらもアイスクリームショップに付き合ってくれた。
「どれがうまいのかわかんねー…」
「えーっ⁉︎」
「だって普段こねーもん」
確かにそうだ。
未月はセレブだもん。
杏菜ちゃんも来たことがなくて初めて一緒に食べに来たときはすっごく興奮してたっけ。
少しだけしゅんとしてしまう。
「朱莉のオススメ教えて?」
ケースの前で凹んでるあたしの横に、未月の顔がにゅっと出てきた。
(顔、近い…‼︎)
「朱莉がうまいってやつ、食べたい」
きっとあたしが凹んでるのに気付いたから未月はそう言ってくれたんだと思う。
さりげなく優しいのが未月。
相変わらず未月はあたしと一緒に帰ってくれている。
「…朱莉、どっか寄ったりしたいとこねーの?」
「もー!あたしの話聞いてる?」
あたしの質問に未月は答えなかった。
「しようぜ、制服デート」
代わりに振り返って未月はそう言った。
あたしの胸がトクンと音を立てる。
「ほら、早く」
未月はあたしに手を差し出した。
あたしは、未月の手をぎゅっと握った。
「で、どこ行くの?」
「アイス食べたい‼︎」
「…はいはい」
ウキウキするあたしに、未月は呆れながらもアイスクリームショップに付き合ってくれた。
「どれがうまいのかわかんねー…」
「えーっ⁉︎」
「だって普段こねーもん」
確かにそうだ。
未月はセレブだもん。
杏菜ちゃんも来たことがなくて初めて一緒に食べに来たときはすっごく興奮してたっけ。
少しだけしゅんとしてしまう。
「朱莉のオススメ教えて?」
ケースの前で凹んでるあたしの横に、未月の顔がにゅっと出てきた。
(顔、近い…‼︎)
「朱莉がうまいってやつ、食べたい」
きっとあたしが凹んでるのに気付いたから未月はそう言ってくれたんだと思う。
さりげなく優しいのが未月。

