「はい、ここら辺をやっておけばうまくいくと思いますわ」
「ありがとー!助かる!」
麗徳学園に来て初めてのテスト。
失敗したくないあたしのために、杏菜ちゃんが出てきそうなところチェックしてくれた。
「でも…。わたくしじゃなくて未月様にお聞きすればいいのに」
「え?なんで?」
「ご存知でないの?未月様はずっと学年トップですのよ」
「えぇー!知らない、そんなの‼︎」
あいつが学年トップとは。
学園長の孫で、ニセモノだけど王子様で、その上学年トップだなんて。
(何か世の中不公平…)
と思いつつも、テーブルでノートや杏菜ちゃんのチェックしてくれたプリントを広げて勉強していた。
「…なにやってんの」
「見ればわかるじゃない!試験勉強‼︎」
「あー…そっか」
「学園に入学して初めてのテストだもん、赤点は取りたくないから頑張るの」
そう言ってあたしはプリントに視線を移した。
「ありがとー!助かる!」
麗徳学園に来て初めてのテスト。
失敗したくないあたしのために、杏菜ちゃんが出てきそうなところチェックしてくれた。
「でも…。わたくしじゃなくて未月様にお聞きすればいいのに」
「え?なんで?」
「ご存知でないの?未月様はずっと学年トップですのよ」
「えぇー!知らない、そんなの‼︎」
あいつが学年トップとは。
学園長の孫で、ニセモノだけど王子様で、その上学年トップだなんて。
(何か世の中不公平…)
と思いつつも、テーブルでノートや杏菜ちゃんのチェックしてくれたプリントを広げて勉強していた。
「…なにやってんの」
「見ればわかるじゃない!試験勉強‼︎」
「あー…そっか」
「学園に入学して初めてのテストだもん、赤点は取りたくないから頑張るの」
そう言ってあたしはプリントに視線を移した。