何か未月に言ってほしかった。
でも未月は黙ったままだった。
それが全てを物語ってるような気がした。
「も…いいよ。行こ…三咲くん」
あたしはそう言って三咲くんの制服の裾を引っ張った。
未月はあたしたちを追いかけてくることもなかった。
「ごめん、あんなこと言って」
三咲くんはすごい勢いで頭を下げた。
「全然!ありがとね、あたしのほうこそ」
結局、あたしは寝不足とあまり食事を摂ってなかったせいで貧血になっただけだった。
「はい、桜村さん!」
それを聞いていた三咲くんが休み時間にカフェの洋ナシのタルトをわざわざ買って来てくれた。
「あと、これも!」
あったかい紅茶も出してくれた。
「ありがと…」
「ダメだよ、ちゃんと食べなきゃ!元気な桜村さんが一番だから」
そう言って屈託のない笑顔を見せた。
でも未月は黙ったままだった。
それが全てを物語ってるような気がした。
「も…いいよ。行こ…三咲くん」
あたしはそう言って三咲くんの制服の裾を引っ張った。
未月はあたしたちを追いかけてくることもなかった。
「ごめん、あんなこと言って」
三咲くんはすごい勢いで頭を下げた。
「全然!ありがとね、あたしのほうこそ」
結局、あたしは寝不足とあまり食事を摂ってなかったせいで貧血になっただけだった。
「はい、桜村さん!」
それを聞いていた三咲くんが休み時間にカフェの洋ナシのタルトをわざわざ買って来てくれた。
「あと、これも!」
あったかい紅茶も出してくれた。
「ありがと…」
「ダメだよ、ちゃんと食べなきゃ!元気な桜村さんが一番だから」
そう言って屈託のない笑顔を見せた。

