新撰組 『時が変わろうとも』


「原田さんが変な事言うから」

ニコッと笑う

「黒いぞ、笑顔が黒いぞ!」

「そうですか?」

「俺はその黒い笑顔を見ると殺されると肝に命じておく」

「そうしておいて下さい」

しばらく原田さんとぐだぐた話していると

「原田、平助が探していたぞ」

「おお、斎藤。ありがとさん。じゃあな誠」

「はい」

原田さんが立ち去った後、隣に斎藤さんが座った

「副長から聞いた。今回一緒に行くのだろ?」

「はい」

「人を斬るのが怖いか?」

「……」

斎藤さんの問いかけに答える事は出来なかった

「俺も初めて人を斬った時は実感がわかなかった。だが、これが俺の信念、誠だと考えた。
人を斬る事が快感になった訳じゃない。ただ俺は新撰組の力になれるなら人を斬る。それが俺の信念で誠だ」

「信念と誠…」

「お前はお前の信念と誠を探せばいい。それが分かれば、それを貫き通せ」

「はい!」