「人間だもの。」

「だものね。」

「んで?」

「あぁ。
えーとね、」


「メインの鶉の香草グリルでございます」

丁寧に流暢に割り込む蝶ネクタイに
多少の苛立ちを感じ
おすましを決め込んで笑みを湛える。