むしろ
この長くて、もしかすると果てしない戦に
そろそろ白旗をあげたかったのかもしれない。
クミカと言う敵が
まさかの白旗を振った時
どうやらあたしは戦闘能力を喪失し
焼け野原に腰をついてしまったみたいだ。
一人で刀を振り回したところで
いくらその刀が名刀であれど
刀は切るモノがなければ何の意味も発さない。
ついて現れたヨシノは
もしかすると純粋にフナムシを慕っている。
なら
あたしはもう刀を抜く事などせず
なんならいっそ全てを放り投げて
ヨシノとフナムシの背を見送り
自分もまた幸せになろうと腰を上げたい。



