「到着!!!」
「先輩、お疲れ様です!」

あたしたちはお店の中に入った。

「花音ちゃんどれがいい?」
「あたしは…あっ!先輩!かき氷食べたいです!」
「いいね!俺もかき氷食べたーい!」

そしてかき氷を買った。
あたしはイチゴ味で先輩はメロン味。

「花音ちゃん!あそこにパラソルある!」
「本当だ!あそこで食べましょうか。」
「そーだね!」

まだ海に着いてないのにパラソルがある!
現在時刻は12:48を指す。

そしてあたしたちはパラソルに座った。

「なんかカップルみたいだね♪」
「っ!」

あたしは先輩のこと本気で好きなのに。
そんなところまでからかわないでほしい。

「花音ちゃん照れてる~!可愛いな~」
「…先輩。」
「ん?」

だめだ。
そんなこと言われたらこの想いが溢れちゃう。
この想いを口に出してしまう。
そんなことしたら、もう元には戻れないかもしれない。

「なんでもないです!早く食べましょう!」

あたしは気持ちを誤魔化した。