Shining Moon&Star's 完結

確かに、、、


星夜は車とかバイクが、昔から好きだった。


だから今だって部屋にも、たくさんの車関係やバイクの本がある。


「そういう雫月は、楽しくねぇの?教師の仕事」


別に、楽しくないわけじゃない。


それなりに、充実もしているだろう。


「てか、なんで教師になったんだよ」


何も答えずに居ると、星夜に聞かれる。


「、、、なんと、なく」


あたしには、人に言えるような理由は無かった。


「でも、、、今の生徒たちと出会って、自分が教師でよかったと思ってる。だって、、、昔の自分に会えてる気がするから」

「昔の自分?」


あたしの言葉に、星夜は聞き返す。


それにあたしは、小さく頷いた。