で、星夜は何をしているのだろう。


あたしの声が聞こえ、振り返ってくれたものの、、、


また、視線を窓の外へと向けている。


あたしは星夜の隣に並び、同じ所を眺める。


そこは、生徒たちの自転車置き場。


自転車置き場と言っても、1台も自転車なんて無い。


そこにあるのは改造したであろう、たくさんのバイクたち。


それを、星夜は懐かしそうな目をしながら、眺めて居る。


「楽しい?」


ずっと、そうしている星夜に尋ねる。


「、、、懐かしい」


星夜は、独り言のようにボソリと呟く。


ねぇ、星夜?


星夜の目には、どんな風に映っているの?


あたしにも、教えてよ?


星夜の景色を、、、教えて、、、