「…俺には一つ上の兄貴がいたんだ。けど…兄貴は…死んじゃった…」 「え…」 「交通事故で… 俺、悔しくて…なんでかわかんないけど悔しくて…何で兄貴がって何度思ったか…」 那月が泣きそうな顔をしてる 「俺に幸せなんてこないんだよ」 「―っ―――…」 「…遥…?」 あたしは泣いてしまった