王子様に今も溺愛中ｯｯ

「…お母さん、あたし那月にあいにいってくる！」



「いってらっしゃい」





あたしは那月のいえにむかった






―――――――――――――




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ




「…はい」



「那月っ…」



「遥…!?…なんでいんの？」



「那月、ごめんね…あたし那月にひどいこといっちゃった…」



「……別に俺はなんとも思ってないよ。遥のほんとの気持ちだろ？」



「うん…」




「…遥が幸せならいーんだよ。だから、幸せになれよ？」




「那月…」




「わかった？」




「那、月…」



あたしは泣いてしまった



那月の優しさが胸にしみた