私の中にあと二人いる【完】


「待って…

待ってよ…お姉さん!!」


慶都が僕を追いかけてきた。


僕は無視して、歩いた。


「また、無視するのかよ…お姉さん!!」


慶都は僕を追いこして、僕を止めた。


「何…?

僕に、なんかよう?」


僕は、慶都に話かけた。