私の中にあと二人いる【完】


「じゃあ…俺は…」


「蛍も可哀想だよね~?

本当に写真に写っていることは知らなかったのに…

鳳凰の総長…

恭也は蛍を信じなかったんだから~。」


僕は…悔しいような、悲しいような顔をしている恭也に言った。


「俺は…蛍になんてこと…」


「何が合っても…

離さないんじゃなかったの~?

蛍は…すごい落ち込んでたよ~。」