私の中にあと二人いる【完】


「蛍が鳳凰の総長を…

裏切るはずないじゃんか~。」


僕は、アキラに言った。


「あなたは…

蛍ちゃんとお知り合いなのですか?」


「お知り合いも何も…」


僕は、カツラをとった。


「僕がその蛍ちゃん…なんだけどな~。」


僕が笑っていたら、みんな驚いたように
僕を見てきた。