「あお……い…」


通常の赤い薔薇ではなく青い薔薇だということだった。
深い、深い、海の底の青だった。

--シャラッ

少し触ってみると何故か不思議な気分になった。

(青い薔薇なんていうのも…あるんだ…)



















フェルはもう少し、もう少しとその不思議な気分に浸っていたくなり、とりつかれた様にドレッサーの前に座っているのだった………