柚香と翔也は帰り道を二人で歩いていた。

「翔也、行きたいとこあるの。」



行きたいとこというのは、思い出の場所だった。

「ここって、小6のときに別れた所……」

「うん…そうだよ。」

二人はその場に座った。







「私ね、翔也と再び出会えて良かったよ。
色々助けてもらったりしたけど、やっぱり一緒にいると誰よりも楽しいの……。」

「柚香……」

「翔也はこれからも私にとって一番大切な人だよ…。私…」

柚香は翔也の顔を見た。

「わたし…翔也のこと……」





「柚香が好きだっ……。」

翔也は柚香を抱きしめた。

「私も…大好きっ…!!」

柚香も抱きしめ返した。