「好きだ!桜木!」

急な告白は慣れていた。

「あの…。ごめんなさい」

「どうして?!俺じゃだめ?」

「そうじゃなくて…」

やっぱり君のことを思い出す。

「待ってる人がいるから……」

そう。五年前からずっとずっと、会いたい

人がいるから。