キィ… 誰かが立ち読みしてるあたしの横に立った 邪魔かな、と思って移動しようとしたんだ 「篠崎」 この声は 「今日は一人なんだな」 アイツだった ………この人と話すことなんてない 帰ろう 店を出よう 「待てよ」 突然あたしの腕を掴んだ 「………離して」 「ホント、お前ってオレのこと嫌いだよな」