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高校一年
4月
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授業だる。

つまんないなー。

なんか楽しいことないかなー。

知り合いいないかなー。

同じ学校から来た人一人しかいないって言うし。

誰だっけな。

っと確か。

黒崎洋平 15歳 高校一年生

同じクラスじゃん。

つか、席となりじゃん!?

律夏「ねー。
同じ中学の人だよね?」

洋平「そうだよ。」

律夏「ねぇ…「あのさぁっ!きみ、人のこといじめて楽しいの?」

律夏「えっ。」

洋平「楽しいのかってきいてんだよ。」

何こいつキレてんの?



あー、コイツあんなの元彼だわ笑

律夏「なに?杏菜のこと?」


洋平「杏菜以外にも、松井とか南とか、ほにも!
おまえ、なにがしてーの?」


律夏「え、、、。」


何がしたいって言われても。


なんでだろ。


なにも。わかんない。


なんで、何でリツ、アンナとかハルのこといじめてたんだっけ?


結斗とられたから?


てゆーか、それだったら、ハルのこといじめる必要あった?


なんでだろ。


洋平「どーせ、意味もなくいじめてたんだろ?」


何こいつ。


何でわかんの?



律夏「そーだよ。
あんたに言われるまで気づかなかったけど、りつゎアンナとかを意味もなくいじめてたよ?

悔しい?」



洋平「認めるならよろしい。
俺は、アンナにおまえのことをフォローしてやってくれって頼まれた。

俺は正直わかんなかった。
自分のことをいじめたひとを助けるのか。
今わかったよ。

おまえ、悪意なかったんだろ?」


なんで、


何でコイツ。


リツのことわかるの?


律夏「先生…。
具合が悪いので保健室に行っても良いですか?」
 
先生「行ってきなさい。
保健室の場所はわかりますか?」

律夏「わからないので、保健委員の黒崎くんに連れて行ってもらっても良いですか。」

先生「いいでしょう。
黒崎くんよろしく頼みましたよ。」

洋平「はい。」