あたしに一生ついて来な!!


「そーいや、姫のマジギレ久しぶりに見たかも…」


あー、思い出したくないなー
ほんとに、馬場くんの顔に腹に傷付けられたことに腹が立った。
なぜだかわからない。

笑顔が素敵だったから…かな。


「…はぁ。姫、王子にするのは自分より強い奴にしろよな?」

王子?
…………なっ

「あたしは王子なんか要らないし!一人で十分だし!」

「もしも、の話しねー」

呆れながらパソコンに向かいはじめる総太。
まだ日付が変わってすぐなのに。
寝ないのか。

「おやすみ総太」

「おう。……ん?」

あくびをしながら部屋に入る。