「…め!……ひ…

姫!」


「!?」

「やっと起きた。
もう夜だよ?みんな待ちきれないって感じ」


はぁーとため息をつく総太。
あれ、パソコンに向かい合ってたけど
もう終わったのかな。

「なに、調べてたんだよ」

「ん?あーまぁ、いろいろとね!」

ほら早くってあたしのうでを引っ張る総太。
なんだよ、いろいろって、あたしのことガン無視するほど集中してたくせに。


「早く出発しよーぜ!!」

「んじゃ、行くか!
誠ー今度の夜行式は絶対参加だからな?」

あたしがそう言うと誠ははいはいって少し照れてた。
こいつ仲間大好きーだもんな。
下っ端をすげー愛してるって感じで
下っ端ばか。

「んじゃ!いってら!」


あたし達が誠を置いて出発。