みんなあたしの事を
¨姫¨¨総長¨¨姉貴¨としか呼ばない。
「照れんなってー」
あたしの頭をワシャワシャ掻き回す
一応女だ、髪のセットが崩れた。
あの寝起きのボサボサからストレートに治すまでどれだけ時間をかけてるかコイツは知らないんだ。
「2度と髪の毛に触るな」
キッと睨んで手ぐしで治す
桜鬼族のたまり場所は無駄に広く
家具、食料、不足しているものはなにもない。
初代総長が大金持ちだったらしく敷地を丸ごと買い取ったらしい。
あたしは深くしらないけどね
そんなたまり場所を後にして学校へ向う
学校少し遠い。
もちろん徒歩
なわけないでしょ。
「あー、そろそろガソリンなくなるなぁ」
総太がメーターをコツんと叩く
そう、バイクで登校
