「…ん……」
…あれ…?
真っ暗…。
あっ、そっか寝たんだ……
…………って、え!?もう夜!?
夢もなにも見てないから
熟睡だったんだろうな…
ソファーから上半身を起き上がらせる
「……え??…ば、馬場くん?」
ソファーに寄りかかって寝ているふわふわな髪の毛の主。
スースーと一定の寝息が聞こえてくる。
どうして馬場くんがここに??
総太だって誠だって下っ端だって知らない
この部屋に、どうして
来たばっかりの馬場くんがいるの?
起きたばっかりのせいか頭がうまく働かない。
「…んん…ん?」
あ、起きた?
バッ!!!!
えっ!?
急に振り返る馬場くん
あたしの存在確認をしている。
居ることを確認するとホッしたような顔をした。
「あの、さっきは急にごめんね!
俺のせいで授業受ける気なくしちゃったよねっ」
苦笑いしながら話す馬場くん。
へ?
「ば、馬場くんはいつからここに?」
「え?んーと3時間目ぐらいに夜女さん見つけてそれからかな」
へへっとハニカム。
