ガバッ
「おい、総太」
「うおっ!!お、起きたっ
いや、喧嘩うってねーよ!?」
隣を見ると少し怯えてる馬場くん。
あらら
「総太がごめん
で、何??」
確かにあたしを呼んだのは馬場くんだよね?
だから総太も怒ってた訳で…
って違った?
物凄く驚いてるんだけど馬場くん。
え?間違った!?
だとしたらあたしすごい恥ずかしくない?
「えっと……ははっ」
なに、笑ってるのかな…
あたしがブス過ぎて笑ってんのかな?
だとしたら許さないけど…
「凄い可愛いね!」
………ボッ
「なっ!何言ってっ」
「おい!おめぇ姫になに口説いてんだよ」
ものすごい万円の笑みで言われたんですけど
こんなハッキリ言われたの初めてで少し戸惑う
総太が馬場くんの胸ぐらを掴んでるとこを見てハッとする。
「そ、総太
やめろ!」
「…………ひ、姫が赤い」
「おっ、ほんとだ!姫ちょうかわいい♡」
総太は馬場くんを離してあたしをガン見
誠はあたしをからかうように笑う。
馬場くんは胸ぐらを掴まれたのが苦しかったらしくケホケホしてる。
……
「ちょっとサボる」
恥ずかしい。
かわいいっていいなれてる
けどあんな笑顔でね?目を見て…
なにあの子…
