次の水沢くんのひと言で、私は人生が決まる……! 私はぎゅっと目をきつく閉じた。 「野上さん、僕のこと構ってくれないから、さみしかったんだよ?」 ほら、やっぱり私が思ったとおりのセリフを……。 ん? あ、れ? 「何度起こしても全然起きてくれないし……」 すごくさみしかった、とまるで子どもみたいなことを言う水沢くん。 え、っと……。 「み、みみ水沢くん?」 「ん? なに?」 お、おかしい! 水沢くん、絶対におかしい!!