そして至近距離で見つめあった状態で、水沢くんが言う。
「な、あの、水沢く……」
「だから、僕のこときらいにならないでね?」
「~~~っ」
な、なんか……まだ夢の続きをみているみたい。
だって、水沢くんがこんなこと言うなんて……っ。
さっきまでは夢の中のかわいい水沢くんがいい、って言ってたけど……やっぱり、イジワルで、でも最後は優しい水沢くんが、いい。
だってそれが、私が好きになった水沢くんなんだもん。
「わ、私が水沢くん以外を好きになることなんてない、もん」
「ふふっ。なんか今日はキミ、大胆だね」
水沢くんにぎゅうっと抱きつくと、水沢くんもそれに応えてくれた。
やっぱり水沢くん、大好き……。


