「ねぇ、野上さん、起きてよ」



「ん~……」



「野上さん、はやく起きて?」



「ん、んー……水沢、くん?」



柔らかい、かわいらしい声で目が覚めた。



うっすらと目をあけると、そこには水沢くんの姿が。



私はいつの間にか、ベッドにねていた。




あれ? どうしてベッドに?



あたし、さっきまでソファで寝てたはずなのに。



もしかして、水沢くんがベッドまで運んでくれたの?




……って、しかも水沢くんまで一緒にベッドにいるし。



は、はずかしい……!!