ふと顔を上げた碧依さんと目が合った。


いつまでたっても、不意打ちにはドキッとする。


碧依さんの優しく笑った顔をしばらく見てた。


「はい、出来た」


テーブルに運ばれてきたのは、碧依さんお手製のオムライス。


「食べ終わったら、デザート持ってくるな」


碧依さんはまた笑顔を見せた。


食後のデザートはあったかいクレープ。


私がクレープ好きなの知ってるから、わざわざ作ってくれたんだ。


もちろん甘くておいしかった。


夕方までいつもみたいに喋ったり、テレビみたりして過ごす。


夜が近づくにつれて、ドキドキしてきた。


碧依さんは私よりも5つも上で大人だから…。


変なこと考えてるわけじゃないっていったら嘘になるけど、やっぱり緊張しちゃうよ…。


夕御飯を食べたあと、私はお風呂を借りた。


湯船に浸かって口でブクブクする。


あがってから、持ってきたパジャマを着る。


水色で可愛めのパジャマ。


ドライヤーで髪を乾かしてから、碧依さんの待つリビングに戻った。


ソファーに座りながらテレビをみてる碧依さんの姿にドキッとする。