ピピピピッピピピピッ〜






「も〜ちょっと。
あーーーーーー!!!
遅行だぁー!!」

時計を見ると
8:15 をさしていた

やばいと焦りながらも
自慢の焦げ茶色の髪をストレートにし
お気に入りのピンクのリボンをつける


「いってきまーす。」

「おせーよっ!!
何時まで寝るんだよ小春!!」

そこで私をいつも待ってくれているのは
向かいの家に住む
幼なじみの櫂くんだった。

「ごめんなさい。
楽しい夢見てたらこんな時間になっち ゃったの…。
許してくれる?櫂くん?」