俺にとっては何事もなく一日が過ぎ、放課後補習も終え、部活にいった。
いつもは騒がしい部室棟が、まるで嵐の後のように静かだった。
「なんか俺らの貸切だな!この棟全部使って鬼ごっことかしてぇ!!」
「バカなこというな、酒田」
「あぁそっか。本荘、鬼ごっこ嫌いなんだもんな。え~と確か、追いかけられるのが怖いんだったっけ?」
「そんなんじゃねぇよ!!!!」
「あっ、ちょっ、待っ!!ぶっ……!!」
俺は、酒田が部室に入る直前に、ドアを思い切り閉めた。
レギュラー以外は早々に帰され(酒田も)、俺はテストなどお構いなしのような時間まで残された。終わった頃には、日の長くなってきた空も暗くなり始めていた。
「あっ、しまった」
弁当袋を教室に忘れた。面倒だが、取りに行くか……
俺は部室から理系棟に移動した。
いつもは騒がしい部室棟が、まるで嵐の後のように静かだった。
「なんか俺らの貸切だな!この棟全部使って鬼ごっことかしてぇ!!」
「バカなこというな、酒田」
「あぁそっか。本荘、鬼ごっこ嫌いなんだもんな。え~と確か、追いかけられるのが怖いんだったっけ?」
「そんなんじゃねぇよ!!!!」
「あっ、ちょっ、待っ!!ぶっ……!!」
俺は、酒田が部室に入る直前に、ドアを思い切り閉めた。
レギュラー以外は早々に帰され(酒田も)、俺はテストなどお構いなしのような時間まで残された。終わった頃には、日の長くなってきた空も暗くなり始めていた。
「あっ、しまった」
弁当袋を教室に忘れた。面倒だが、取りに行くか……
俺は部室から理系棟に移動した。



