そんな私だったのにこの人は違うと思える人物が現れた。

見た目はオシャレな普通のお兄さん。

どこにでもいそうな少しだけちゃらそうなお兄さん。

仕事が終わって友達と飲んでいたBARでの遭遇…

ちょうど私が20の誕生日を迎えた頃で皆にお祝いしてもらっていた時…

乾杯してたくさん語って人生について私が珍しく嘆いていた時だ。

彼は私に軽い感じで話しかけてきた。

君いっつも仕事行く前に○○○の前通るでしょ

俺その真向かいの喫茶店で働いてるから知ってるよ

てな感じで…

私も軽い口調ではぁ通るけどどうして?とこれまた珍しく会話をしていた
いつもなら完全に見えないふり聞こえないふりレズのふりまでわざわざするのに。

それぐらい彼には何か魅力があったのかもしれない。

本当に可愛い笑顔を見せる人で綺麗な目をしていた…

こんな素直で正直な人は20年間で初めてだ!
思い込みかもしれないけ…

と思った。

私の求めていた自由かつ優しさ楽天さが揃ったような気がして仕方なかった。

つづく