俺は机に頬杖をついて、友達と楽しそうに笑っている壱矢を眺めた。



顔か?



あの、爽やかな顔か?



んでもって、笑うと垂れ目になって優しくて甘いあの笑顔かっ!?



180㎝はありそうな長身。

その背に見合わない程の小さな顔と長い手足。


どれをとっても、申し分ない俺の目指していた“男”を壱矢は持っている。



俺は溜め息をついて、壱矢から目をそらした。