C組の教室に入った。

普通に接すればかわりないと思った。

けど、考えが甘すぎた。

私は圭太の前まで足を運んだ。

「圭太……はなしたいこと…が―――

「…話したくない」

言葉を遮られ、そう一言呟いて私の横をすれ違うように通りすぎた。



目も、あわせてくれなかった。



振り返ると、華奈達のところへ行って一緒に笑いあって話している圭太の後ろ姿をただ虚しく見ていることしか出来なかった。