辛いことから逃げていた。

前の彼女からの嫌がらせが辛かった。

彼女はそれを楽しんでるの?

彼女だってまだ好きなくせに…。

『今でも¨好き¨なんでしょ?』

彼女からしつこく言われた言葉。

『好きじゃない!!!!』
 
私は嘘をついた。
そんな自分が嫌で避けていた。


嫌だった。それなのに―――……

また、隣の席だね…。

辺りがぼやける。
沢山の涙が今、零れ落ちてしまった。

自分だけ嬉しくて…。本当は嬉しいのに……。

「ごめんなさい…」

私はまた嘘をついた。