愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】


―――…ん?!


私の頬に冷たい物があたったのが感じた。



「ほら」



圭太が私の頬にやった缶ジュース。凄く嬉しかった。



「いかねぇの?」



気づくと足の痛みが無くなってきた。

傷みなんて感じる暇もなかった。



……本当に圭太は優しいんだね…。




私は立ち上がり、圭太と最後の花火を見た。