愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】



恭太郎の背中を押す。

「大丈夫。上手くいきますように…願ってる。」


「…うん。」

華奈を連れてきて、恭太郎は戸惑う。

恭太郎と華奈が廊下の窓越しから見える。

恭太郎の口が動くと共に華奈の驚く声が聞こえた。


そして第2ボタンを華奈に差し出したのが見えた。
第2ボタンを見た瞬間、華奈は手で顔をおおった。


それから私は場所を離れた。