家に着いて部屋に入り、外を見た。 やがて雨が降って雪にかわった。 〈千尋、勉強分かんなかったら教えるからね。〉 華奈からのメールだった。 〈うん。〉 〈千尋、今することは受験勉強。それから出来ることはあるんだよ。 だって千尋、自分でゆーちゃんと同じ高校選んだんでしょ?だったらやることは何?〉 華奈の言葉に気づいた。 私は圭太と同じ道を歩まない。 自分で決めた。