「おはよう千尋ちゃん、」 「おはよう、ひかるちゃん」 「……大丈夫?」 「うん…」 「うちも千尋ちゃんの席だったら最悪って思う。」 「うん。」 私はただ頷いた。 「千尋…ちゃん…それ…どうしたの…?!」 髪を耳にかけた時だった。 ひかるちゃんが私の手の甲を見て眉を潜めた。 「…ずっともしかしたらって思ってたの。…いや…でも…千尋ちゃん…夕日君が…好きなの?」