「お嬢ちゃんにはまけたよ、」 「ありがとうございます!」 さゆりがなんとか誤魔化してくれた。 「あーあ、誰かさんのせいで」 隣にいた圭太が視線を下ろした。 「ごめん…なさい…」 もちろん時間がロスしたのは私のせい。 なかなかほどけず20分もかかってしまったものの、最後まで待ってくれた3人に感謝したい。