もうすぐ2度目の冬がやってくる。

圭太のこと嫌いになろうとダメなところ書き出しても、出来なくて…。


「圭太、」

「何?」

「もう受験生だね…。」

「あっという間か…。ま、俺は高校なんて余裕だしー。」

「そっか(笑)」

「ほら、食え。」

圭太が肉まんを差し出した。

覚えてる?夏祭りの時に私圭太に八つ当たりしちゃって、圭太がいなくなっちゃったの。

でも圭太が来て缶ジュースをくれたんだよね。