「桜公園、今ハロウィンイベントやってるの。ごめんね、急に呼んじゃって。」

カボチャのランタンが丁度灯された。

これって夢じゃないよね?

灯された光は星が落ちてきた様で…。

とても近くにいる。

圭太が、あの頃と変わらない今の圭太がいる。

あたり前じゃない。

「お前、頭大丈夫か?ポカーンとしてるぞ。」

「うん…!」

「俺なんで千尋呼んだんだろ?なんでだかわかんねぇや。」

頭を抱え込んだ圭太。

「そんなこと、どうだっていいんだよ。」

微笑む私に圭太は微笑み返した。