愛合傘Ⅰ~終わることで始まる物語~【完】

悔しいけど、仕方ないよ…。


なんだろう、涙が止まらない。

「田中君、やっと言えたよ…。」

結果を聞いた田中君はそうだったか…と口にした。

「よく伝えたな!」


やっと伝えられた。
私と圭太は思ったの。
好きだったのは本当で、友達が一番だって決めたのも二人で決めたから。

一人じゃくじけていた。
だけど、沢山の人から励ませれ、背中を押された。

そしてやっと、越えられた。
もう、これ以上はいらないよ。