「お前変わりたいって思ったことある?」 は?何言い出すの。 「お前、絶対変われるよ!もう幽霊なんて呼ばれないよ!」 「私なんか…」 変わったって、変わらないよ。 「いいから笑え!」 「やだ」 私はその場を去った。 なんなの、からかってきておいて…。 その人の真っ直ぐな瞳が頭に残る。 初めてだ…。 「変な気分…」 その人の言葉がずっと頭から離れなかった。