私は書いたメモ帳をさゆりに渡した。 〈気分が悪いから場所かえない?〉 「…でも千尋、」 「いいから。お願い…。」 さゆりが暫くして立ち上がり、荷物をまとめ始めた。 「集中力切れてきたから場所かえよう?」 「ええ?いいけど…。」 ありがとう、さゆり。皆。