「それじゃあ 理由だけでもいいから!」

顔の前で手を合わせて 頼み込む

「いや 大した理由はないけど



.....爽の名字 知らないし。」

それ......だけ?

「えっ? そ それだけ!? 本当に!?」

たったこれだけのことで 安心している自分