空を見上げ僕は歌う。


「あっという間なんだろうな。

でも 藤虎が看取ってくれるなら

俺はそれで.....」

私には 藤虎がいる

そばにいてくれる人がいる

「何言ってんだよ!

まだ三年もあるじゃねーか.....

それに俺のほうが 先に死ぬかもしれない。」


それは あり得ない

だって




「お前は 俺より二年も長い。

後.....五年もあるじゃないか。

俺は 三年しかない。」



藤虎も 私と『同じ存在』

余命付きの 病だ これでも一応