「え?どういうこと?」
「ごめん、朝は猫かぶってたわ。あたしあんな清楚キャラじゃねぇし」
あー、口が悪いのがどんどんばれて行く。
「海羅ちゃん……いや、ちゃん付けキャラじゃないな。海羅、お前すげえ演技うまいのな」
「悠、それ何か違う」
珠樹が悠の頭をはたく。
悠はそれに悶える。
彼方は呆れた顔をして、2人の頭をはたいた。特に悠は強く。
「あー、演技には何気自信あったから」
「あー、俺の理想の清楚キャラがあー」
「ごめんね、理想じゃなくて」
泣き真似をする悠を殴りたくなった。
いや、蹴ったけど。
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