指切りげんまん

「じゃあ
今日は
帰るわね」


「はい」


私達が
入口のところで
突っ立てたから
お母さんが
気を使って
くれたみたい


結花は
お葬式の時に
お母さんを
みてなかったらしく

「清水くんに
そっくりな
お母さんだね」

「うん」


篤くんは
黙ったままで
清水くんを
みつめてる

清水くんを
捨てた
親だもんね

今さらって
思うよね
ずっと
おばあちゃんが
育てて
くれたんだもんね



これで
清水くんが
九州に
連れて
行かれなくて
すむかな…


離れる
くらいなら
意識が
戻らなくても
こうやって
ずっと
そばにいたい