英匙がみんなに見えるように向けたパソコンの画面には、転校生の情報が簡単に載っていた てかこれ見せていいのか… だけどそんな心配もパッと見ただけで崩れさった 「1年かよ…」 作楽にさえ見つからずに地味に過ごしてさえいれば、顔を合わせることなんてない。 よりによって俺ら…作楽と同じ学年。 作楽の機嫌を取らなきゃいけない俺の気持ちにもなってほしい。 地獄だろ… 今回ばかりは諦めしかないよな。 「僕サボ…」 「それは許さないよ」 「だって…!」